Aquarist’s blog

Aquaristは作家で構成される組織です。

気持ちが上がるビジネス・啓発本 10選

 1.道は開ける D・カーネギー

道は開ける 文庫版

道は開ける 文庫版

 

 言わずと知れたビジネス書の金字塔。

前ページにわたり

苦労→気づき→成功

のパターンで構築された成功体験の報告です。

もちろん章ごとにテーマは違うものの

基本的に成功で終わるストーリーなので

「全世界はもしかしたら成功にみちているのかもしれない」

というすがすがしい気持ちになります。

ちなみに私の「道は開ける」は友人に貸した状態で返ってきていません。

 

2.思考は現実化する ナポレオンヒル

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

 

 これも非常に有名なビジネス書です。

やっぱり前向きだよな、うんうん。って気持ちになります(浅い)

これは本ができた経緯がかなり好きです。

ある日、大富豪と面会した貧乏記者の青年が

「お前の人生をかけて、成功者の法則をみつけてこい」

といわれるとか(概略)かなり少年漫画的だと思います。

それを数秒考えただけで快諾したナポレオンヒル青年は

ただものではありませんね。

 

私も日々、そんな心構えでやっていきたいものです。

D・カーネギー氏が大衆の体験談よりなのに対して

ナポレオンヒル氏はがっつりビジネスマンの話を聞いているので、

それだけ専門的であり実践的です。

 

3.「原因」と「結果」の法則 ジェームスアレン

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

 何が好きって作者、ジェームズ・アレン氏の人生が好きです。

生い立ちはほぼ不明ですが、

晩年は自給自足しながら、

仲間と集まり語り合うのを好んだそうです。

すごく良い人な感じがひしひしと伝わってきます。

 

聖書に次いで売れている本を書いた

謎の哲学者「ジェームズアレン」

なんだか彼の人生だけでワクワクしてきますね。

 

これは上にあげた二冊の本にも非常に強い影響を与えたといわれています。

内容はキリスト教的なところもありますが、

とても優しい、前向きな言葉で溢れています。

どんなに落ち込んでいるときでもジェームズアレンの言葉なら読める。

そう、たとえるならこの本は「おかゆ」的なんですね。

もしくは「すりおろしたリンゴ」かもしれません。

受け入れやすく、単純な法則だからこそ

これだけ長い間、愛され続けているのでしょうか。

 

幸せになる種を植えようとすんなり思える不思議な本です。

 

4.7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
  • 購入: 148人 クリック: 4,806回
  • この商品を含むブログ (777件) を見る
 

 2回以上読んでいるし、オーディオ版も聞いたはずなのに

そして内容も素晴らしかった記憶はあるのに、

どんな内容だったかを忘れていることに今気づきました。

これが7つの習慣の再読が必要となったサインです。

 

ただ、妙に、父と子供の言い争いの箇所が強く記憶に残っています。

 

子供が本当に言いたいことを引き出すには、

「評価」ではなく、まず「同意」してあげることが大切だ。

 

といった内容だったはず……

言葉ってついつい反射でリアクションしてしまうけれど、

その「言葉」に隠された「気持ち」があるのだと

驚きを伴いつつ理解できたのはこの本のお蔭です。

 

 5.集中力 セロン・Q・デュモン

(文庫)集中力 (サンマーク文庫)

(文庫)集中力 (サンマーク文庫)

 

 かなり強い言葉のオンパレードです。

「やればできるし、できないのはあなたがやらないからです」

といったきっぱりとした著者の態度は、

こっちの言い訳を一切許してくれません。

ぐうの音もでないほど、言葉で追いつめられます。

けれども正論なのです。

どこまでもどこまでもセロン氏のいう事は正論です。

だからこそ読み進めるのですが、

「分かるよ。言いたいことは分かるけどさ、でもさ……」

となんだかぐずる子供の様な気持ちになっていくのも事実なのです。

逃げてしまいたくなるとき、

私はそっと「集中力」の本に立ち戻ってこてんぱんにしてもらうのです。

さぁ、集中しよう。

 

6.20歳のときに知っておきたかったこと ティナ・シーリグ

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 475人 クリック: 17,353回
  • この商品を含むブログ (401件) を見る
 

 素晴らしい本です。

イデア次第でどこまでも成長できるのだなという気持ちになります。

信念も大事だけれど、頭の柔らかさも大事なのです。

 

私がこの本を読んだのはちょうど20歳くらいのときだったのですが、

その時は内容にぴんとこず、そのまま古本屋に売りました

けれども23くらいで再読して、今度はすごく心に響いたので、

20歳の部分はそれほど気にしなくてもいいと思います。

 

自分で考えるということの重要性を知っている人と知らない人、

10年後にどれほどの開きがでるものなのか

興味があるところです。

7.ザ・シークレット ロンダ・バーン

ザ・シークレット

ザ・シークレット

 

 所謂、「引き寄せの法則」について書いてある本です。

本の装丁も美しく、まさに「魔法の書」といった感がします。

内容がどうであれ、本棚に収めたくなるようなタイトルと装丁……

 

けれども、内容もすばらしいのです。

凄くワクワクするし、前向きな気持ちになれるのは

この本がもつ確かな魔力なのかもしれません。

体験談で構成され、やはり100%成功します。

非常に読みやすいし、文字も大きいので、

引き寄せの法則で重要である前向きなメッセージが

比較的すんなりと入ってくる気がします。

 

8.マーフィー眠りながら巨富を得る ジョセフ・マーフィー

マーフィー 眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」 (知的生きかた文庫)

マーフィー 眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」 (知的生きかた文庫)

 

 題名だけを取り上げるのなら、

たしかにちょっとうさんくさいかもしれない……

でも、私がすごくおすすめしたいのはこの本だったりします。

 

とにかく、顔も知らないマーフィー氏が自分を誉めてくれます。

誉めて誉めて誉めつくしてくれるのです!

こんなに無条件に認めてくれる人、

マーフィさんと

ヴェルタースオリジナルのお爺さんくらいしかいないんじゃなかろうかと

私は思うのです。

ザ・シークレットもそうですが、

マーフィーさんも「引き寄せの法則」について書かれています。

 

ビジネス書や啓発本を読み進めると、

単語として出るにせよ出ないにせよ

引き寄せの法則」の考え方はよく出てきますね。

 

9.神との会話 ニール・ドナルドウォルシュ

神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)

神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)

 

 そろそろ少しずつ紹介する本がマニアックな方向にシフトしていることに

気付いてくださる方もいるかもしれませんね。

でも、神との対話はそのタイトルの意に反して

意に反して……結構そのまま神と対話しています。

 

でも全然宗教っぽくも説教っぽくもありません。

なんだろう……神と人間の掛け合い漫才みたいな感じです。

神様がけっこうお茶目でジョーク好きです。

 

心が思うままに生きよという神からのメッセージは

気持ちを軽くしてくれますよ。

10.バシャール ダリル・アンカ

バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)

バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)

 

 神の次は宇宙人です。

宇宙人(正しくは未来人?)が心のままに生きよといってくれます。

内容は神との対話と似ています。

 

ダリル・アンカ氏というアメリカ人の口を借りて

宇宙からバシャールがメッセージをお届けするスタイルです。

彼はしゃべりも特徴的で面白いので、

動画で見るのもお勧めです。

なんだかラップを聞いている気持ちになります。

 

一時期、夜眠る前にダリル・アンカ氏の動画を試聴してたのですが、

なんともいえない夢を見てしまったので、

それ以来やっていません。

 

いかがでしたでしょうか。

私の主観が入ってる割に、内容の説明は少ないのですが

どれもお勧めの本ですし、気持ちは向上します。

 

でも、改めてこうやって紹介文を書いてみると

もう一度読み直してみたくなるものですね。

結構内容も忘れていてちょっと焦りました。

 

今回は海外で出版された本ばかりでしたが、

近いうちに日本人が書いたビジネス書もまとめてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漫画家が育たない?

3161f8_397ffd38b9d14b6eb51d2fc952715c51

「漫画が売れなくなっている」

なんて話をよく聞くようになったけれど、
書店にはやっぱり沢山のコミックが並べられているし……
実際のところどうなのでしょうか?
今回はそこのところを詳しく調べてみようと思います。

■ 漫画は本当に売れていない?

2014_comic

「2014 出版指標 年報」より

上のグラフを見ると、確かにコミック誌(マンガ雑誌)の売り上げは95年あたりをピークに低下しています。
けれど、コミック(単行本)の売り上げはほぼ横ばい……

これはつまり、

単にマンガ雑誌が売れなくなっただけじゃないか!

しかし
「なぜマンガ業界が不況だなんて声が聞こえてくるんだろう……?」
なんていう新たな疑問が湧いて出ます。
そこでさらに調べていくと今度はこのようなグラフを見つけました。

image (2)

これは書店が所謂「新刊」を売り出す量です。
つまり、年々、販売される本の種類は増え続けてき、
購入される本の数は変わっていないということです。

ということは……どういうことなのでしょう?

■ 売れない漫画が増えている!?

売れる数は一定、売れる数は増加しているから、
単純なタスヒク計算で売れない本の数は増えるはずです。

実際に次のようなデーターが見つかりました。

返品率
「メディア産業論 第3回:出版~課題と解決策  宿南 達志郎」
※引用として提示していますが、問題がある場合はご連絡ください。

本の返品率・・・書店に並んだ書籍(雑誌)の内、一定期間の陳列が終わり、在庫化したため、出版社に返却された書籍の割合。

漫画関連の返品率が大きく増加していることが分かります。
漫画家の主な収入源は

印税+原稿料

ですから、単行本が売れないのは致命的でしょう。
さらに、漫画雑誌は売れ行き不調でどんどん休刊が増えています。
連載をもって間もない新人作家にとっては非常に厳しい状況であるともいえるのではないでしょうか。

■ 漫画家を育てる土壌が消えつつある!?

漫画家の鈴木みそ先生が漫画家志望者から
「新人漫画家はどうしたらいいか」という質問を受けてこう答えていました。

新人は育ちにくくなっている。それは育成システムとしての出版社に余裕が無くなってしまったことが大きな要因。

出版社が新人を育てるというのは、まだ発表できないレベルの新人に、描かせて、アシスタント経験をさせて、ある程度のレベルまで引き上げるサポートをする、ということ。単行本を出せるくらいになったら、育ったといえるでしょう。そういう、コストをかけて育てていくシステムが崩れてきてしまった。もう出版社は新人を育てない。勝手に育つのを待つだけ

引用元: http://www.mag2.com/p/news/28749

引用なので全文は書きませんが、リンク元をたどると読めます。
これ、マンガ家志望者にはかな~り痛い話だと思います。
いや、あらゆる作家志望者には痛い話です。
(私も心臓がきゅっとなりました)
けれども、さすが現役漫画家さんのお話だけあって、
考えさせられる内容であることは間違いありません。

デビューまでを目指して漫画を描いていても
その先にまた長い道のりがあるわけですからね。
その環境の中を自力で育っていくのは精神面、金銭面、体力面で
無理とは絶対に言いませんが、厳しい状況なのでしょう。

■ 集団の力ってやっぱりあると思うんです。

今回は「新人マンガ家は育たない」という内容でしたが、
育たないという断言は誰にもできません。
今このときも努力を重ねて成長している作家さんはたくさんいらっしゃいます。

けれどもその環境が、成長を促すものなのか、妨げるものなのか
といえば、それは後者なのではないかとも、やはり感じています。

でもその環境を、もっと良いものにできるはず。
という想いがAquaristの設立理由です。

Aquaristは作家が集まった組織です。
理念は色々ありますが、簡単に言えば、

みんなで力を合わせれば、
もっと楽しいし大きなことができるよ!

という考え方です。
勉強だって一人でやると長く続かないけど
みんなで励ましあいながらやると続くものですよね。

詳しい詳細は別記事に譲りますが、
一人でも多くの方に私たちの活動を知っていただければ
幸いです。

拝読ありがとうございました。

2016.04.09 Aquarist -Kana-