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Aquarist’s blog

Aquaristは作家で構成される組織です。

文章を書くための書籍 3選

作家について 本/雑誌/漫画

こんにちは!

今回は文章を書くための本を紹介していきます。

日本の識字率はほぼ100%ですので、日本人であればほとんどの人が文章を書くことができます。

けれども、やはり良文があり、悪文があるのです。

心を動かすようなことを言う人がいれば、何を言っても説得力のない人もまたいるのです。

そして他者は悲しいかな、見た目と、行動と、そしてなにより言葉であなたを判断します。

言葉は重要です。

そして私は作家を目指している以上、言葉の重要性を信じなくてはいけません。

そんな言葉の大切さを学ぶための数冊を今日はご紹介いたしますよ~☆

 

1.原稿用紙10枚を書く力 齋藤 考

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

 

 

タイトルの内容です。どんな人でも原稿用紙10枚の文章を書けるようになるという本です。

齋藤さんは「声を出して読みたい日本語」 の著者ですね。

こちらの本もお勧めします。本当に声に出したくなりますよ。

 

原稿用紙10枚とはおよそ4000文字書く力ということです。

だいたい大学の簡単なレポートで2000文字ほどですからそれのおよそ倍ですね。

私の場合、2時間ほどあれば4000~5000文字ほど書けますが(そこから推敲するのにさらにひと手間かかります)普段、文字を書かない人にとって4000文字は多いと感じる文量だと思います。

 

けれども文章力の向上のためにはなにより読んで書くこと。

どんな部活動でも走り込みや筋トレは必要です。文字を書くこともまったく同じなんですね。

文系の極致がぐるりと回って体育会系になってしまいます。

なんだかちょっと面白いですね。

そう思いながら、私もいままさに文章の筋トレをしているわけです。

ブログを書くことは文章修練にとてもいいことであると思います。

では早速次の本の紹介に移り、筋トレを続けていきます。

 

2.走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

エッセイの中では一番好きな本です。

やはり作家業は体育会系なのかもしれません。

村上春樹さんがアマチュアのランナーであることは有名ですが、彼の人生は書くことと走ることで構成されているのかもしれません。

早朝に起きて、文を書き、簡単な食事をとって午後から走る。

たんたんと毎日を積み上げるように生きていく彼の生活は、あわただしく毎日を過ごす私にとって、どこか憧れのような気持ちを感じさせます。

 

確かに、書くことは走ることと似ています。先ほど「原稿用紙10枚を書く力」でも「書くことは走り込みや筋トレのようなものだ。」と言いましたが、やはりここでも「走る」という行為が入ってきます。

それは、一歩踏み出し、また一歩踏み出し、少しずつ速さに慣れ、体を前進させていくこと、その繰り返しが自分のいる場所を刻々と変えていくことに、

一文字書き、また一文字書き、少しずつリズムができ、文章が生まれてくることに類似性があるからなのかもしれません。

 

これは随分とロマンチックな考えですが、やはり私はそう思います。

そしてやはりこの本の中の村上春樹氏も随分とロマンチストです。この本を読むと、書くという行為は祈りと同じで神聖な行為なのではないかと感じるのです。

 

3.いまファンタジーにできること

いまファンタジーにできること

いまファンタジーにできること

 

 

アーシュラ・K・ル=グウィンさんは「ゲド戦記」で有名な作家ですが、

私は一人の思想家として彼女を尊敬しています。

そうです、「彼」ではなく「彼女」なのですね。彼女はその文体のゴツゴツさから、男性と間違われることが多いのですが、立派な女性です。そしてこの本の中でも、女性であること白人であることについても述べています。

たった10年ほど前でも、今に比べると多くの差別が顕著でしたし、彼女が物語作家として生きる上でも様々な目に見えない圧力があったのでしょう。

彼女の言葉はある意味で辛らつだし、厳しくもあります。真面目だし、ファンタジーを書いているのに、文章はあまりキラキラしていません。けれども何より、彼女の言葉には強烈な「愛」がこもっています。

それは平等への愛だし、平和への、自由への愛です。

そしてなによりも文学への愛なのです。

 

私は彼女が好きです。それは彼女が何かを熱烈に愛しているからです。

 

齋藤考氏も村上春樹氏もアーシュラ・K・ル=グウィンさんも

言葉のことを真剣に思っているから、言葉のほうも答えてくれているのではないでしょうか。

 

やはり私はかなりロマンチストなのです。

今日の筋トレはここまでにしておきます。楽しいトレーニングでした。

ではまた。